日日是快適

気が向いた時に、お絵描きを入れてゆく日記にしました。
少々重いなと感じたら、ぜひブロードバンド環境へ(笑)。

今月の是快適へ

4月30日

月は欠けないルナティックなよる

御存じの方もいるとは思うが
ルナティックとは「月的なもの」であるという意味から
「気が変になる」という使われ方をしている
18世紀末のヨーロッパでの月騒動からの事らしい
5月のアタマには空で、6月の末には都内某所で、ルナティック
月蝕という言葉に「蝕む」という意味の漢字を当てた
昔のひとのセンスはステキだ
欠けるのでも無く、食われるのでも無い
ルナティックな光を蝕むのは、地球自身の影
月はあんなに遠くにあるのに
手に届くほど近くに見えるから不思議
地上の我々なんて、1000mも離れたら認識すらできなくなるのにね
とおくてちかいものと、ちかくてとおいもの

午後から2馬力とお出かけ
たまに高速道路をつかって割合快適なドライブ(笑)
風圧で運転席側のミラーが、内側によってくるのが愛嬌
つか、あぶねーって、それ
ぱたぱた式のサイドウインドウを料金所のオジサンに笑われたり
暮れ懸る時間にちょうどベイブリッヂを渡り
まちのあかりがとてもきれいねヨコハマ状態



4月29日

陽が昇る頃、東は描き割り



午前中はたまにゆっくり過ごして
昼は珍しくパスタを食べに行く
オーダーしたペンネの味付けにまあ、まんぞく
仕事に関しては少しずつ、アイドリングから回転をあげて行かないと
おっと、腕時計の電池を替えるのを忘れた
ヨドバシカメラに行ったのになあ

情報ひとつ
リンクのページを仮設したです
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まだ仕事関連だけなんですが、よろしう



4月28日

朝はごはんでもパンでも

昼間に打ち合せひとつ
そのままおやつといういつものパターン(笑)
逢魔が時に運河沿いに隅田川まで散歩
空の色が刻々変る
暗くなるその色も、たぶん明け方の明るくなるときも
多くのひとが描こうとしてなかなか上手く描けない
色も、空気も
文章や絵で表現するのが難しいから
チャレンジのしがいがあるのかもしれない



4月27日(night)

つよい風にはしるくもはヴィバーチェ
その奥の、もっとたかいそらのくもはアンダンテ

描き割りのような強い風の夜の空

信じられないほどの強風の中、打ち合わせ1件
地下鉄の中で座ったら
ボクの両側のサラリーマン風のオヤジが同時に就寝
しかもダブルでボクに寄り掛かってくる(笑)
ガラスに映るそのビジュアルは、たいそう美しくない
とほほ
まあ、そんな時もあるってことかな
例えば、丸ノ内線の四谷やお茶の水
例えば東西線の中野や葛西の手前
地下から地上に抜けるその時の音の変りようや
さっと明るくなる感じ、ちょっとの爽快感と解放感
気持ちは地下に潜りっ放しじゃない、よね

追記
昨日はBSで「卒業」
今日はCATVで「ギルバートグレイブ」
スクリーンで観るのとは違った楽しみ方ができた
どちらも若い芸達者な演技のスゴさを堪能する




4月27日(morning。)

見下ろせば、雨上がりの明け方の、濡れた道路に休む2馬力



largo et adagio




4月26日

煙で目隠しニンジャかタクマ

打ち合せを立て続け
動き回るのは苦ではない
でも、いきるみちは描くことと書くこと
動き回りながらかけるわけじゃない
今日も昼食が遅かったので
なんかお腹の空く時間がズレているような感じ
真夜中に空腹で眼が覚めるのって情けないと言うか
なんか取り残された気分



4月25日

昼間に母親の公演を観に
半蔵門の国立小劇場へ出向く
芸達者な人たちの熟練した演奏は
その演目内容が解らなくても感心する
12音階とは全く違った律動は、うねるように響いてくる
ひくひとも、うたうひとも
背筋がシャンと伸びているのは観ていて気持ちがいい

同じ歳に二人の天才アスリートがいる(いた)事を考える
F1パイロットの、アイルトン・セナ・ダ・シルバと
左足だけで世界を制した、ディエゴ・マラドーナ
すでに鬼籍に入ったアイルトンと、死に損なった(笑)ディエゴ
どちらも、真の天才を思わせるスゴさ
それをリアルタイムで共有できたことに、生で観ることができたことに
ちょっとだけの幸運を感じる




4月24日

土曜の夜、午後18時30分



自分では上手くやっていると思っていても
全てのひとがそう感じるわけじゃない
そんなことは解っていたつもりだけど
つもりだったので、ひたすら反省
まだまだ修業も勉強も言葉も足りないことを痛感
夕方にごはんと漬物と味噌汁だけの遅い昼食
見上げると中空に月に星


4月23日

ウォーターマーク

少々目覚めが悪く、陽が高くなってから起床
まだからだが重い気がするが、ともあれ取材一件
屋根も窓も全部あけて小一時間はしる
イタリアの安物を写真撮ったり話をきいたり
どんな安物にでもデザインに金をかける
ラテン系の連中とアジア人の差を改めて実感
だから連中、戦争に勝てないんだね、とか(笑)
ドイツ人がマジに「今度はイタ公抜きでやろうぜ」って
話が違うってば(笑)
その後原稿の直しや、新たな課題など
朝も、夕方も今日は散歩しなかったので欲求不満




4月22日

午前中はRenault F1 社長のプレス向けブリーフィング出席
自信満々の受け答えに感心と言うか、感動する
秋に向けていろいろプランがあるけど、それは徐々に
スピーチが英語だったのは驚いたが助かった(笑)
フランス語だったらどうしようとか
まあ、同時通訳もあったのでノープロブレム
近くで見るF1マシンはやはりきれいで根性入ってる
こんなきれいなクルマに乗れるんだから
アロンソ君もトゥルリ君も ウレシイだろうなあ
見てるだけで、創っている人たちの気持ちが伝わってくる
たとえデモ用のマシンであっても、ね

それにしてもコックピットの様子はまるでゲーム機
つーか、ゲーム機が本物のF1みたいなのかもしれない
午後からは打ち合せでイロイロ
オミヤゲにグレープフルーツをもらってウレシイ
夕方は運河ベリを散歩
風が強く少々閉口するが
暖かくも無く、寒くも無く爽快
暮れ行く空を眺めながらテクテク



4月21日

アレグロ・ノン・トロッポ

The morning is just a few hours away

久しぶりに熱。半日臥せていると
いつもとは違う風景や音、夢見もなんだか尋常ではなく
それはそれでオモシロイかもしれない
夕方から、また動き出す
足もとがふわふわしてるかんじ
熱いお茶がのどに気持ちイイ



4月20日

よるのよる

Last night He had The Strengest Dream

がしがしと 仕事。がしがし
夕刻より、とある打ち合せで麻布十番へ
大江戸線で一本と言うのはラクチン
帰ってからも仕事。がしがしと



4月19日

梅ジャムにチクロ

just like me, They long to, be Close to You

昼間の仕事中、Webラジオで ピンクフロイド ばっかり(笑)
そんな局があるというのがすでに 尋常ではない
他にもイーグルスばっかりとか、インド音楽とか
インド音楽は昼間に聴くとアタマがカレーになりそうな気分
ナンで(笑)とか言うなよ
Smooth Jazz.comで、アーティストは失念したが
yester-me.yester-you,yesterday の秀逸なカヴァーに感動

 

4月18日

晴れている日を「天気がいい」というふうに言わない
というのは、曇りでも、雨でも
その時にしか体験できないことや、観ることの無いもの
どんな天気でもそれぞれに、イイところがある
だから、いつでも「天気はいい」
いや、もちろん「わるい」ときもあるけどね(笑)

逢魔が時に隅田川までAくん誘ってお散歩
松本零士先生デザインのシーバスに遭遇
春のうららにぬらやかな感じのグレーの船体
おっと、仕事しなきゃ



4月17日

仕事用の機材を買いに出かけたり
修理に出してたメガーヌを引き取りにいったり
あとは原稿書きや企画案に頭を悩ませる

歩いていると汗ばむほどの陽気
有楽町線は客が少ないのに冷房効かせ過ぎ
大江戸線は逆に蒸し暑い
世の中うまくいかないものだ



4月16日

午前中より打ち合わせやミーティング3連発
さすがに少々疲れるが、それでも
いろいろ前向きになれたのがよかった
身体のつかれはすぐ取れるだろうし

サカナにとっての水のように
ボクは書くこと、描くことでいきている
今は電気を使ってかいてるけど
電気が無くなっても、紙と鉛筆があればぼくはいきてゆける
紙と鉛筆が無くなっても、石を砕いて蝋石のように
コンクリートやアスファルトにかいてゆこう
木の枝を使って地面にかいてもいい
だから、いつも、誰かのために
(それは自分のための時もある)
かきつづけてボクはいきてゆくです




4月15日


ボクのPHSの着信音は
旧型電話の鈴々音
良いんだか悪いんだか(笑)
バス停で鳴って、隣りのオバサンの驚くまいこと


4月14日

風は見えないけれど感じることができる
それは優しかったり、痛かったり
あるいは暖かかなときもあれば冷たいときもある
空気の変動で、見えないけれど感じることができる
音もまた、見えないけれど感じることができる
空気の律動で感じることができる
空気が少しだけ動いてゆくから耳に響いて
見えないけれどわかる
音も風もきっと同じなんだろうね

Prelude No1

だから時々
楽譜にはない音、音符で表すことができない音も
耳にきこえてくることもある
スコアを拾ってもドコにも書いてないけれど
弾いているひとから伝わってくる
複雑にからみあった和音と和音の隙間からにじみ出るように
その時にだけきこえる音
それはボクにもできるだろうかと考える
描いてあること、書いてあることが全て
でも
そこから何かを感じてもらうことはできるかもしれない
見えない風や、音譜では表せない音のように
耳や眼で感じるものとして
それはたぶん、自分じゃ解らないのがちょっと哀しい

雨の音の隙間を縫って聞こえてくる
色々な音もまた、湿った空気の律動



4月13日


一転くもり、しかも涼しく
でも、この空気の冷たさを肺に入れるのは
決してヤな気分じゃない



4月12日

近所の公園の小さな池に
水面が黒くなるほどのおたまじゃくしが
ちと多すぎて、あれが全部カエルになったらと思うと
さすがにコワイ

んで、キミは飛びつかないの?
・・・・・・・

今日の仕事中のBGMはWebラジオ
Smooth jazz.com
軽めのナンバーが多くて昼間向き(笑)
描きながら
線と面という極くシンプルな組み合わせに惹かれる
なんか律動を感じるな
余談だが、ディック・ブルーナのイラストは俳句だと思う
あれ以上足せないし、あれ以上引けない
ぎりぎりの線上で生きているんじゃないか、と



4月11日

朝早くイヴェントや撮影の仕事で
いろいろ動き回る
日曜の朝は道路が空いているので時間の目安をたてやすい
おかげで朝のうちにカタが付く


Long load to Cainan
オイルを少し足して
後は部屋で物書き専念
美味そうな頂き物到着。日々の楽しみがちょっと増える
この季節
朝早くの空気の清新さと
逢魔が時の胸に染みる空気の軽さは
何にも替えることのできない宝物のよう




4月10日

久しぶりに一日中
窓を開けておく
風通しがイイのは気分もそれなりに良くなるかも、と思って
時々ベランダにやって来る雀といっしょに
仕事をしつつ

take me to the Mardi Gras?
アステアとジュディ・ガーランドの「イースターパレード」という
ミュージカル映画は楽しかった
あの、映画の黄金期をリアルタイムで過ごせなかったのが
ちと口惜しいけど


4月9日


what a time it was,

信濃町→市ケ谷→九段下
今日のルートを書いただけで、ドコで仕事してるか解っちゃう(笑)



4月8日(night)

ボクの友人がよくライヴを行っていた
代官山のクラッシックスというライヴハウスが渋谷に移転した
いや、ちょっと驚いたんだけど
移転先って、もしかしてジアンジアンの跡?
山手教会のB1Fってそうだよねたしか
なんか70年代80年代の雰囲気を残した
あの場所に帰ってくるとは・・・・
眩暈を起こしたような段ズレ客席は
そのままなんだろうか


4月8日(evening)

早朝の雨もあがり、昼間は初夏のような風と空
午前中から無意味に広いベランダにテーブルとイスを出し
仕事や打ち合わせをこなす
午後からは計3.5人でやはり仕事や打ち合わせなど
お昼に軽くつまめるクロワッサンのサンドイッチを作る
近くのスーパーに入っているパン屋さんで
朝焼いているプチクロワッサンがお気に入り
まだほんわり暖かいのを抱えて帰ってくる時は幸せな気分
何かはさんだり、もちろんそのまま食べてもおいしい

こんな幹線道路に面していても
外で打ち合わせたりお茶お飲んだりするのは
この季節だけに味わえる
よろこびのひとつ
未だしばらく、ここにいようかな、ともおもう



4月8日(early)


having a good time?



4月7日(追記)

打ち合わせ中に電話
ボクが仕事している某誌編集長が解雇されたと
本人から(笑)報告あり
心配ではあるけれどポジティブな人だし
ともあれ今はボクができることをするしかない
どんな気持ちか計りかねるところがあるけれど
ぼくらのようなフリーの人間は首を切られることはない
でも、あらゆる責任が自分自身にある
そもそも首なんか繋がってない状態だから
ブロッケン伯爵のように脇に抱えて日々暮らしているような物か、とか
まあ、肩書き上の編集長とライターという関連が無くなっただけで
友だちという状態に変わりはない
理由なんか今訊かないからさ

夕方に自転車で少々散策
ちょいと重めの気持ちを落ち着けようと桜の下を走り抜ける
部屋に戻ったら、肩先から花びらが落ちてきた

 

 

4月7日



ぼくがみるむかしのゆめにはよく都電が現れる
運転席のすぐ後ろで前を見ているのがぼくは好きだった
Tin ! Tin !
はっぴいえんどのうたには
路面電車がモティーフとしてよく現れるが
それは間違いなく都電だ
青山墓地の下を緩くカーブしながら青一電停に向けて昇る姿を
なぜか想像してしまう




4月6日


my little town
誰もがきっと、持っている
もちろん、よる も
Everything's the same Back in my little town




4月5日

桜は未だ、川の両側に覆いかぶさるように咲いている
若い色の小さい葉とのコントラストがきれい



Some Folks' Lives Roll Easy
近所の社に棲む彼の眼が気になる
何か我々が見ることのできない何かを
じっと見守っているように
まばたきもしないで
(まばたきしたらコワイけどね)



4月4日


うっしゃー!(笑)
いや、これはじぶんのために
ちなみに男の子はストロー無しで、腰に手を当てて
こう、ぐいっとね



4月3日

clair de Lune


4月3日

久しぶりにベランダにイスとテーブルを出し
オープンエアでお仕事
昼間はちと暑く感じるほど
日光下では液晶ディスプレイが見難いので目が疲れた(笑)
ときどきお茶を煎れながら
見た目は休んでるみたいだけど、仕事はしてます
つーか、いい訳してる時点でアヤシイ?

デジタルばかり扱っていると
フィルムのラチチュードにはっとする時がある
僕はコダクローム派ではあるが
ブローニー版のパッケージはエクタクロームのほうがきれいかな
色合いとか、フィルムはまだまだ魅力的なフォーマット
パッケージに対する神経の使い方、デザインに関して
日本のメーカーはまだまだ
描きたくなるような佇まいがあれば、ねえ

 



4月2日

夜から続く雨も昼にはあがり
暖かな陽射し
先日とどいた翼の王国をめくる
毎月来る雑誌の中でもいちばんの楽しみ
今は機内のものとちょっと違うが
以前は殆ど同じで
ラジオプログラムやメニューを眺めながら短い旅の気分を味わえた
夕刻に少々長い時間かけて、運河に沿ってゆっくりあるく
暗くなってから、月が水面に揺れているのを眺めていると
ちょっとしたトリップ感
不規則な揺れとゆがみに、足下がふにゃふにゃしてくる気分
手すりに寄り掛かって、くそ甘い缶コーヒーの情けない暖かさにほっとしつつ
今度は上を向いてあるこう
刺すような月の光がじりじりするぜ(笑)


4月1日

友人のジェイ・山本君の誕生日だ
おめでと、ジェイ
ベランダに桜の花びらが数枚ひらひら
川べりの並木から風に乗ってきたみたい
少し渦をまいて足下にからんできて、なかなか可愛らしい
はっぴいえんどの「風をあつめて」なんて、唄うのもいいかもね

靖国神社の前で信号待ちをしていたら
空けた屋根からいくつかの桜の花びらが舞い込んでくる
この時期の東京はどこに行っても桜であふれている
一年でいちばん気持ちのイイ季節かもしれない
旧近衛師団前から英国大使館に抜ける、ゆるやかな道は
いつの季節も日本離れした東京でも数少ない美しい道だけれど
ここを駆け抜ける時の気持ち良さは今がいちばん
あさも、よるもね


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